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かを考える上で欠かすことのできない知識を提供してくれる。

 生徒が9年生の終わりに到達すべき目標

・ 社会の色々なレベルにおける社会経済と環境問題に関する知識を取得し、いくつかの外国の実情と比較することができること。

 

□ 手工芸
この科目では、消費と生産で資源を効果的に利用することがいかに大切であるかを認識させ、資源選択にあたって取るべき姿勢(attitude)とグループ圧力に関する知識を高めさせる。家庭科は、日常生活において伝統的に男性がすべきもの、女性がすべきものとされてきた役割を男女が協力してこなし、家庭における物の選択と作業方法の選択において、機能的、経済的、美的、環境保全的な判断を下すための前提条件となる能力を持つことを目指している。
○ 努力目標:学校は手工芸の授業において下記のことに努力しなければならない。
・ 消費と生産の観点から手工芸の果たす役割について検討し、説明できること。
・ 品質、美学、経済、環境保全の立場から適切なデザインと色彩、材料と方法を選択できること。
○ 科目の構成と性格
生徒たちが、材料の選択、色々な準備方法と処理方法に関連して、資源利用と環境保全に関係する各種の問題と自然に接触するように設定する。
○ アイディアと立案
生徒自身が、アイディアの実現計画を立て、その実現方法を選択し、材料を選び、必要な判断を下す。このことは、例えば、美学、機能、経済、環境保全の見地から適切な選択が意識的にできるようになることを意味している。

 生徒が9年生の終わりに到達すべき目標

・ 色彩、形状、経済、環境保全、機能の各点を考慮して材料を選択し、選択の仕方により結果的にどのような影響が現れるかを予知できるようになっていること。

 

□ 技術
生徒は、人間、社会、技術、自然の協調関係を分析し、評価する能力を習得しなければならない。我々は技術を利用することで環境に色々な影響を及ぼしているが、それによって基本的な価値判断と評価に関係する一連の倫理的な問題が発生する。技術は、自然環境だけではなく、人間の生活、労働、居住、余暇生活などにも強い影響を与える。
○ 努力目標:学校は技術の授業において下記のことに努力しなければならない。
・ 技術文化面の知識の伝統と発展に関する考え、および技術が人間、社会、自然に与える影響に関する見方を発展させる。例えば、環境、福祉、労働条件、雇用およびその

 

 

 

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